2015年10月19日月曜日

松茸の薫り

先週、駅から歩いていると、金木犀がいい薫りを放っていました

実家丹波では、金木犀が薫りだすと松茸が出始めるとひいばあちゃんや、おじいちゃんがいっていました
私が幼い頃は本当にたくさんの松茸が出て、軽トラックの荷台に竹籠がいっぱいつまれ、
上積みするものですからポキッとおれたりで、売り物になら無いものは佃煮にしてしまうほどたくさんあったんです
当時父は、団体職員で勤め人だったものですから、時間から時間勤めて、早朝や日曜に松茸山のもりをしなくてはならなかったので、松茸を優しく扱う余裕もなかったのかなぁ、何て思い返します
一般企業の営業職とかだったら、そうもいかなかったのかなぁと......
それでも、秋は、母が自動車学校にいかせてもらって、新車を買ってもらえるそんな時代だったんです

それが、今では松茸は全くと言っていいほど出ません
ほんの少し出ても、人間様のお口にはいるまでに、鹿様のお口に入っちゃいますから
実家から松茸が届かなくなってもう、ここ10年近くになるでしょうか

子供たちも幼かったんですが、松茸の薫りは覚えていたようで、
先日松茸を頂いて、ご飯と、お肉とすき焼きにさせてもらったら、
ドアを開けた途端、「松茸の薫り!」と叫んでいました
しっかりお酒も頂いて、家族で楽しく美味しくいただきました

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