2011年9月22日木曜日

ありがとう 羊のおじちゃん

羊のおじちゃんが亡くなりました

本当に素敵な人生の幕の引き方でした

あとでお姉さんに聞いたのですが、連日夕方までは、冗談を交えた話しまでして
笑わせて、元気に振舞っておられたようですが、夕方からは本当に苦しかったようです

私たちに分からないように、きちんとお別れをしてくださっていたようなのです

「また来るね」そういって病室をでたのです
本当にそのツモリでしたから・・・

このゴールデンウィークは作品展も、アトリエ村のスナップ撮りも連れて行ってもらいました
あれからたったの4ヶ月、こんなに早いお別れが来るなんて思っても見ませんでした


羊のおじちゃんとは、もう25年ものお付き合いです
出版社時代から、結婚出産、子供の七五三、その時々を撮って貰いました
辻さんと言うのですが、子供がまだ幼くて、辻さんと呼べず
羊のおじちゃんとずっと呼んだものですから、そう呼ぶようになりました
子供達もお母さんにも、いつも可愛がってもらって
下の子の3歳の七五三は赤い長靴を履いているのですが
これはお母さんに頂いた長靴が気に入っていまい
泣き叫んで脱ぐのを嫌がるので、着物に赤い長靴と言うほほえましいスナップも残してもらいました
かんが強くて、どうしても笑わなかった下の子が
いつもおじちゃんに撮って貰うときだけは、いい笑顔で、親族して喜んだものです

そして縁というのは不思議なもので
そしてここ近年
私がキルトで表現活動を志すようになって
またその娘が映像の勉強をするようになって
いろいろなことを教えてもらいました

ひょっとすると、羊のおじちゃんとお付き合いが途切れていたら
私ははトラディショナルなキルトしかしていなかったかもしれません

そして、私は足元にも及びませんが
同じ表現活動をする立場になって、話に接点が出来て
同行した主人が居眠りを始めるようなそんなちょっと深いと思えるような話も出来るようになっていました
たくさんに貰った、一つ一つを心に刻んで、
続けていこうと思います

この秋は会員展が場所がとれず、中止になりましたが、
「春秋の作品展には、休むことなく、出し続けていかなくては」
主人にもそう言われています

この春の作品展では
本当に羊のおじちゃんは、女性を撮るのが大嫌いでシャッターを押すことが珍しいのですが
私の作品の前で私が用事をしているかのような写真を撮ってもらいました
実は以前にもスナップがあるんです
取材の帰り、神戸港に海王丸がきていて
「車が込んでたぞ」言うことにして、見に行ったとき
当時ダイアナさんが来日してロイヤルブルーのワンピースヲ来ていらっしゃって
私も真似して購入、取材と言うことで気合い入れて来て行ったのですが
お見通しだったんでしょうかね
今もポジのまま大切においています

この春の作品展では、作品もとっていただきました
きれいに画像修正して、葉書にしたら良いよ!とデータで貰ったのですが
ふと思って、横浜のキルトウィークのコンテストに出してみました
それが入選をいただきました
この作品は私にとって忘れられない作品になりました

いっぱいいっぱい貰いました
大切に大切にしまっておきます

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